認知症の人の意思決定支援

厚生労働省のYouTubeチャンネルでは

3月14日

認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン研修(組み込み型研修(改訂版))【介護職研修向け】

という研修動画が公開されました。

今回の研修動画については

「認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援」

というタイトルの通り

認知症の人に対しての

意思決定の支援方法について学ぶ内容になっています。

 

支援する側が

良かれと思ってやっていることが

本人の意思決定の機会を奪っていないか

見直す必要があるかもしれません。

 

意思決定の機会を奪ってしまえば

本人の考える機会が少なくなり

考える機会が少なくなれば

考える能力まで衰えてしまい

認知症の進行にもつながりかねません。

 

介護サービスを提供する事業所では

ケアマネジャーが作成した計画に沿って

サービスを提供することとなりますが

決められたことを決められた通りにやるだけでなく

決められたサービスを提供するなかでも

利用者の意思決定の機会を作ることが

できるかもしれません。

 

 

今回の動画の内容では

そもそもの認知症とは?

という内容はありませんので

 

まずは

認知症とは?

ということを学んだうえで

確認いただけると

より理解も深まるかと思います。

 

また

令和3年度の介護報酬改定では

『認知症への対応力向上のための取組の推進』という項目の中で

認知症についての理解の下、本人主体の介護を行い、認知症の人の尊厳の保障を実現していく観点から、介護に関わる全ての者の認知症対応力を向上させていくため、介護サービス事業者に、介護に直接携わる職員のうち、医療・福祉関係の資格を有さない者について、認知症介護基礎研修を受講させるために必要な措置を講じることを義務づける。(※3年の経過措置期間を設ける。新入職員の受講について1年の猶予期間を設ける)

という内容もあります。

 

3年の経過措置期間を設ける

とありますが

学べる機会が作れるのであれば

早めに取り組めるよう

準備できると良さそうです。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。