介護技術以上に求められるコミュニケーション
介護職と聞くと
介護が必要な方への生活全般の介助
入浴・排泄・食事の介助など
介護技術の部分を求められる職業
と考える人も多いかと思いますが
介護技術と同じくらい
またはそれ以上に求められるのが
コミュニケーション能力とも言えます。
特に
認知症がきっかけで介護認定を受けている方の中には
身体的な介助はほとんど必要とせず
認知症状へのケアが必要
という方も多くいます。
そういった方々へのケアで
重要なポイントとなるのが
コミュニケーションの方法になります。
認知症の方については
その症状から
分からなくなってしまうことや
間違えてしまうことが多くあります。
それに対して
分からないことを指摘したり
間違えたことを注意したりすると
認知症の方にとってのストレスになり
認知症の症状を進めてしまう要因になりかねません。
必要なのは
一緒に考えたり行動したり
間違えないようにうまく声掛けし誘導したり
といった対応になります。
2025年には
認知症の有病者数は約700万人になるとされ
令和6年1月1日には
認知症基本法が施行されています。
さらに
令和6年4月から
介護サービスに従事する職員の中で
無資格の職員については
認知症介護基礎研修を修了することが
義務化されます。
それだけ
認知症について
重要視され
対策も進められています。
今後の介護においては
介護技術以上に
認知症ケアとしての
コミュニケーション方法が
より重要視されるようになるかと思います。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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