認知症の方の一人の時間

認知症介護というと

食事・入浴・排泄などの

身体的な介護だけでなく

 

本人が不安を感じたときに

落ち着いて安心して過ごしてもらえるよう

心の支えになること

が重要とされています。

認知症介護をしている家庭の中には

家族が同居しているけれども

仕事や日々の用事があり

 

日中は

本人が一人きりになる時間がある

という家庭もあるかと思います。

 

認知症のような症状はあるけれども

まだまだ一人でも大丈夫

と思っていると

 

実は

一人で何もしていない時間が

本人を不安にさせ

その不安がストレスとなり

認知症を進行させる要因になるかもしれません。

 

認知症が進行すると

徘徊といわれる

一人で外を歩き回る行為も

みられるようになります。

 

外に出て自宅まで戻ってこれれば問題ありませんが

途中で道が分からなくなり

道に迷っているところを発見された

行方不明になり警察のお世話になった

というケースもあります。

 

もし

少しでも認知症の症状があって

日中一人でいる時間が長くなる

という場合には

 

早い段階で

地域の介護の相談窓口である

地域包括支援センターに相談し

地域の通いの場への参加や

介護サービスの利用など

検討いただけると良いかと思います。

 

まだまだ大丈夫と思っていても

あるとき急に難しくなってしまうケースもあります。

 

また

認知症の症状も

少しずつ進行していた場合

症状の変化に気づかず

問題が起こった時には

もっと早く対応しておけばよかった

ということにもなりかねません。

 

そういったことにならないよう

ぜひとも

相談は早めにしていただけると

良いかと思います。

 

 

Follow me!

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。