難聴が認知症と誤認される?

こんな動画があります。

昔はおしゃべりで明るい人だったのが、誰とも話をしないようになり、

友人に手をあげたり、踏切に入りこんで警察のお世話になったり、すごくかわいがっていた孫たちに顔も合わせようとしない

そんな姿を見て、周りの人は認知症だと言う・・・

 

でも本当は・・・

「あなたは、だんだん耳が遠くなってきて、みんなが何を言っているのか分からなくなって、それで、人と話をするのが嫌になったのよね」

「踏切に入ってしまったのも、遮断機の音が聞こえなかったのよね」

「大好きな孫たちを避けていたのも、耳が遠くなって、うまくお話できないのが悲しかったからなんでしょ」

 

認知症ではなく、難聴が原因で性格が変わったように見えていただけでした。

 

この動画を知ったのは、こちらのニュースページから

「ヒアリングハラスメント・ゼロ推進委員会」医療・介護現場でのコミュニケーションギャップ対策動画「ヒアハラ~介護施設編~」公開

 

ヒアリングハラスメントゼロ推進委員会という会があり

難聴の方に対する話し方の動画も掲載されています。

介護事業者の方には、研修用としても使えそうです。

 

おかしな行動があれば、すぐに認知症と決めつけるのではなく、

何がおかしな行動の原因となっているのか、一度考えてみることも大切です。

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。