アメリカでアルツハイマー病新薬承認
厚生労働省は8日、米食品医薬品局(FDA)が承認し、日本でも審査中のアルツハイマー病新薬「アデュカヌマブ」について、年内にも承認の可否を判断する可能性があると明らかにした。
⇒年内にも国内承認の可否判断 認知症新薬で厚労省(東京新聞)
製薬大手エーザイと米バイオ医薬品大手バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」が米国で承認された。認知症は家族による介護の労力と費用の負担が重く、高齢化が進む中で深刻な社会問題となっている。治療薬の登場でこうした負担の軽減が期待される一方、高額医療費が財政を圧迫するとの懸念もある。
⇒家族介護の負担軽減 アルツハイマー薬承認で期待(時事ドットコムニュース)
認知症への対応については
以前から様々な施策が検討、実施されています。
介護事業者に対しても
今年度の介護報酬改定の中で
「認知症への対応力向上に向けた取組の推進」
というテーマが掲げられ
介護に関わる全ての者の認知症対応力を向上させていくため
介護に直接携わる職員が認知症介護基礎研修を受講するための措置を義務づける
※3年の経過措置期間あり
という新たな義務づけも決められています。
そんな認知症施策が検討されるなか
新薬が開発され
効果が期待できるのは大変喜ばしいことです。
ただし
今までの認知症薬が
認知症を治すものではなく
進行を遅らせるものであったのと同様に
今回の新薬についても
認知機能の低下を遅らせるものになります。
新薬には大いに期待したいところではありますが
認知症の症状が必ずしも改善するとは言い切れません。
認知症の症状改善には
普段の生活習慣や本人の周辺環境が
大きく影響すると言われています。
認知症の症状がある方に対しては
できるだけ
日常でのかかわり方
生活面での支援も
意識していきたいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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