介護保険最新情報vol.1155
令和5年6月14日
厚生労働省より
『「ケアプランデータ連携システム」利用事業所状況の掲載について』
という通知が出されました。
ケアプランデータ連携システムについては
居宅介護支援事業所と介護サービス事業所間のやりとりを
システムを活用して
業務の効率化やコスト削減につなげる。
というもの
具体的には
国民健康保険中央会が構築したシステムを導入し
これまで紙ベースでやりとりしていたことを
データでやりとりすることで
印刷や郵送のために必要としていた経費削減ができ
郵送やFAX送信する手間もなくなり
書類を保管する場所を確保する必要もなくなる
というものになります。
「ケアプランデータ連携システム」の
詳細については
国保中央会のサイトに掲載されています。
ただし
このシステムを活用するにあたっては
やりとりする事業所同士が
ケアプランデータ連携システムを導入していることが前提となります。
そのため
周囲の事業所の導入状況を把握したうえで
実際の導入を検討する
という事業所もあるかと思います。
これまでは
導入しているかどうかは
事業所に直接聞かないと分からない
というような状況でしたが
今後は
福祉・保健・医療の総合情報サイト「WAM NET」に
導入状況を掲載していくとのこと。
実際に掲載されるのは
7月下旬頃になるようです。
業務効率化は
積極的に実施していきたいところですが
実際にシステムを導入している事業所が少なければ
意味がなくなってしまいます。
事業所としては
しっかり周囲の導入状況を確認してからの
活用になりそうですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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