各都道府県知事のコロナ対応

医療従事者向け情報サイト「m3.com」が

1月8~13日

全国の医師を対象に

勤務先の都道府県知事の

コロナ対応とリーダーシップを尋ねたアンケートを行ったとのことです。

 

全国1位だったのが、福井県の杉本達治知事

2位が、鳥取県の平井伸治知事

3位が、和歌山県の仁坂吉伸知事

 

杉本知事は第1波(3~4月)の際、
・早期に国の疫学専門家チーム「クラスター対策班」の派遣を要請
・「福井市少年自然の家」を全国初の軽症・無症状感染者向け一時生活施設として開設
・民間ホテルにも施設を拡大

感染症指定医療機関の負担を軽減するため、県医師会と連携して発熱者外来「感染症対策センター」を開設。「少しでも基幹病院の助けになれば」と開業医らが交代で出向き、PCR検査のための検体採取に当たってきた。インフルエンザの同時流行に備え、11月からは約250の医療機関の協力を得て、新型コロナの検査体制を増強した。

福井県医師会の池端幸彦会長は「危機管理はトップが現場の状況を即理解し、即決断して即行動に移すかにかかっている。杉本知事は現場の声をしっかり聞いてくれる」と評価。県幹部や県医師会長、県看護協会長らが原則週1回ミーティングを続け情報共有を図っており、「これほど連携を密にしている県は他にないのでは」と話している。

福井新聞

 

コロナ関連のニュースは

日々、目にしていたつもりでしたが

福井県での取組については

今回のニュースで始めて知りました。

 

医師を対象にしたアンケートということで

その評価については

医師会との連携が大きなポイントになっていそうですが

 

純粋に、福井県の取組みだけで考えても

早期に「クラスター対策班」の派遣を要請したことや

全国初の軽症・無症状感染者向け一時生活施設を開設したことなど

実際に行ってきた対策が評価されていそうです。

 

普段ニュースでは

どうしても感染者数、重傷者数などの数字

感染者数の多い東京や大阪での取組み

国の今後の方針や対応などを中心に見てしまいますが

 

各地域での取組みについても確認してみると

効果的な方法が見えてくるのかもしれません。

 

人口や地域ごとの環境の違いなどもありますが

「密な連携をとること」

「即決断して即行動に移すこと」

などは、特に重要そうですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。