地域包括支援センターの役割

高齢者に関することで困ったことがあれば

まずは「地域包括支援センター」に相談してみる。

 

自分の両親はもちろんのこと

近所の高齢者に関することでも

まずは「地域包括支援センター」に相談することをおすすめしています。

地域包括支援センターは、地域の高齢者の総合相談、権利擁護や地域の支援体制づくり、介護予防の必要な援助などを行い、高齢者の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とし、地域包括ケア実現に向けた中核的な機関として市町村が設置しています。
現在、全国で5,270か所が設置されています。(ブランチ(支所)を含めると7,305か所)※令和3年4月末現在

地域包括ケアシステム(厚労省)

 

地域包括支援センターはすべての市町村に設置されているため

その住まいの住所地にある窓口で相談ができます。

 

地域によってはその市区町村内に複数個所設置されているため

それぞれの市区町村内の住所地に応じて

担当分けがされています。

 

 

具体的にどんなことを相談すればいいの?

という方もいるかもしれませんが

 

本当に気になることがあれば何でも大丈夫です。

「遠方で暮らす両親の生活ぶりが気になる」

だけでも大丈夫です。

 

もちろん

その場合には両親の状況や家族の状況

生活環境など詳しく聞かれることになりますが

行政が関わる機関であり

個人情報なども適切に扱われていますので

安心して相談いただければと思います。

 

むしろ

高齢者に関することで気になることがあって

地域包括支援センターに相談せずに

判断はしないほうが良いくらいです。

 

個人で判断してしまって

本来必要ない

時間や費用を使ってしまう可能性もあります。

 

地域包括支援センターには

高齢福祉に関する専門家が複数名配置されており

かつ地域の情報にも詳しい人たちがそろっています。

 

おひとりで考え込まず

少しでも気になること

悩み事などあれば

まずは地域包括支援センターに相談してみてください。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。