増え続ける介護費負担

5月24日

厚生労働省から

介護分野の最近の動向について

という資料が公表されています。

介護分野の最近の動向について(pdf資料)

 

資料は

1.介護保険を取り巻く状況
2.令和3年度介護報酬改定について
3.令和4年度介護報酬改定による処遇改善について
4.令和5年度介護保険法改正について
5.新型コロナウイルス感染症への対応について
6.指摘事項等について

という内容でまとめられています。

資料の中には

介護保険制度が始まった

2000年度から

2020年度までの

介護保険にかかる費用の推移についても示されています。

 

2000年に3.2兆円だった費用は

2020年には10.2兆円まで増えています。

 

また

65歳以上が支払う介護保険料の月の平均額は

2000年度に2,911円だったのが

2023年度に6,014円に増えています。

 

さらに

40歳から64歳が支払う月の平均額は

2,075円から6,216円まで増える見込みとなっています。

 

高齢者が増え

介護を必要とする人が増え

介護サービスを利用する人が増えれば

それを補う保険料は増えるのは当然です。

 

今後まだまだ

高齢者が増え

介護を必要とする人が増え続ければ

 

将来の若者への負担が

今以上に増えてしまいます。

 

 

介護に関する問題は

高齢者だけの問題ではなく

将来の若者にも関わってくる問題です。

 

介護予防や自立支援

健康寿命延伸の取組みが

積極的に行われていますが

 

高齢者は

自分自身のためだけでなく

これからの若い世代のためにも

 

若い世代は

将来の自分自身にも関わる課題として

 

介護に関心を持ってもらえると

将来の介護に関するさまざまな問題も

改善の方向に進んでいくかもしれないですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。