専門家の意見を聞く

介護サービスを利用するにあたり

利用するサービスは

利用者本人が選べるようになっています。

 

そうは言っても

初めて介護認定を受けた利用者や家族は

どんな介護サービスの種類があって

どのサービスを利用するのが適切なのか

分からない人が多くいます。

 

そのため

担当となるケアマネジャーが

利用者や家族の希望に合ったサービスを提案し

選んでもらうという流れがあります。

ところが最近では

介護保険制度を理解している人も増え

介護サービスの数自体も増えたためか

 

近所にオープンした事業所を利用したい

というケースや

スマホやパソコンを活用して

利用者や家族が直接サービスを検索し

インターネットで見つけたサービスを利用したいと

すでに利用するサービスを決めている人も増えているようです。

 

利用するサービスを本人や家族が決めること自体は

全く問題ありませんが

もし介護サービスのことを

あまり理解していない状態であれば

 

いったん立ち止まって

地域包括支援センターや

ケアマネジャーなど

介護の専門家の意見を聞いてみることを

おすすめします。

 

地域包括支援センターの担当者や

ケアマネジャーは

介護の専門家として働いており

多くの利用者や家族の声を聞き

複数の介護事業所とのやりとりもあります。

 

そのため

利用した後に不満につながるケース

サービス事業所の実態についてなども

さまざま把握しています。

 

気になる事業所があったとしても

まずは専門家に相談してみると

それまで気付かなかったアドバイスがもらえるかもしれません。

 

 

介護サービスは

いつでも変更ができるため

まずは自分で決めたところを利用してみてからでも

問題ありませんが

 

サービスが合わずに

いざ変更するとなると

あらためて事業所を探すことから始まり

サービスを受ける環境が変わり

事業所の担当者も変わります。

 

利用者にとっても家族にとっても

負担やストレスにつながりかねません。

 

できれば最初から

より適切なサービスを利用するために

まずは専門家の意見を聞いてから

と考えていただけると良いかと思います。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。