日本人の食事摂取基準
日本人の食事摂取基準とは・・・
厚生労働省が、国民の健康維持・増進、生活習慣病等の予防のために定めた栄養摂取量の基準
1970年より「日本人の栄養所要量」として公表され、6回改定されてきました。
2004年に「日本人の食事摂取基準」として改定以降は、5年に1回改定されており、
最新版が2020年4月に公表されました。
詳細については、栄養素ごとの細かい数字や統計データなどが示されていますが、
専門家でないとなかなか理解できないものが多いかと思われます。
そんな中でも、指標として分かりやすいものには
BMIとエネルギー必要量があります。
BMI = 体重(㎏)÷(身長(m)× 身長(m))
年齢(歳) | 目標とする BMI |
18~49 | 18.5~24.9 |
50~64 | 20.0~24.9 |
65~74 | 21.5~24.9 |
75以上 | 21.5~24.9 |
推定エネルギー必要量(kcal/日)
性別 | 男性 | 女性 | ||||
身体活動レベル | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ |
18~29 | 2,300 | 2,650 | 3,050 | 1,700 | 2,000 | 2,300 |
39~49 | 2,300 | 2,700 | 3,050 | 1,750 | 2,050 | 2,350 |
50~64 | 2,200 | 2,600 | 2,950 | 1,650 | 1,950 | 2,250 |
65~74 | 2,050 | 2,400 | 2,750 | 1,550 | 1,850 | 2,100 |
75以上 | 1,080 | 2,100 | ー | 1,400 | 1,650 | ー |
身体活動レベルは
Ⅰ(低い)・・・生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合
Ⅱ(普通)・・・座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、通勤・買い物での歩行、家事、軽いスポーツ、のいずれかを含む場合
Ⅲ(高い)・・・移動や立位の多い仕事への従事者、あるいは、スポーツ等余暇における活発な運動習慣を持っている場合
※高齢者の場合は、レベルⅡは自立している者、レベルⅠは自宅にいてほとんど外出しない者に相当する。レベルⅠは高齢者施設で自立に近い状態で過ごしている者にも適用できる値である。
とされています。
あくまで推定値にはなりますが
健康維持のためにも、BMIやエネルギー量を意識してみても良いかと思います。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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