脳血管疾患を予防する

高齢になっても

できるだけ介護を必要とせずに生活する

ということは理想です。

 

ただし

年齢とともに

体力や筋力は低下し

病気やケガのリスクも高くなります。

 

実際に介護が必要になった高齢者について

何がきっかけで介護が必要になったのか

その原因をまとめた資料が

内閣府のサイトに掲載されています。

図1-2-2-7 65歳以上の要介護者等の性別に見た介護が必要となった主な原因

令和4年版高齢社会白書(内閣府)

要介護者等(総数)について、介護が必要になった主な原因について見ると、「認知症」が18.1%と最も多く、次いで、「脳血管疾患(脳卒中)」が15.0%、「高齢による衰弱」が13.3%、「骨折・転倒」が13.0%となっている。また、男女別に見ると、男性は「脳血管疾患(脳卒中)」が24.5%、女性は「認知症」が19.9%と最も多くなっている

 

資料を見ていただくと

男女によって

介護が必要になった主な原因が

少し異なることが分かります。

 

特に男性の場合は

総数で最大の原因になっている

「認知症」よりも

「脳血管疾患(脳卒中)」の割合が

10%以上高くなっていることが分かります。

 

また

「認知症」の中にも

「脳血管性認知症」という認知症の種類もあり

「認知症」を引き起こした原因として

「脳血管疾患(脳卒中)」が含まれている可能性もあります。

 

そう考えると

男性の場合は

「脳血管疾患(脳卒中)」を予防することが

介護予防に有効とも言えそうです。

 

もちろん

「脳血管疾患(脳卒中)」に限った話ではありませんが

まずは

「脳血管疾患(脳卒中)」について知ることは大切です。

 

そもそも「脳血管疾患(脳卒中)」とは・・・

脳血管疾患は脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など、脳の血管のトラブルによって起こる病気の総称

危険要因としては「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」「不整脈」「喫煙」

予防には、規則正しい生活とバランスの良い食事、そして適度な運動を行うことが大切

とのこと

脳血管疾患(大正健康ナビ)

 

厚生労働省の

生活習慣病予防のための健康情報サイトにも

脳血管疾患についての解説がありますので

そちらも参考にしてみてください。

脳血管障害・脳卒中(e-ヘルスネット)

 

 

健康のために行う

基本的なことは変わりませんが

病気を知ることによって

早期発見早期治療だけでなく

介護予防にもつなげることができます。

 

いつまでも健康で過ごすために

病気について知ることも

大切ですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。