訪問介護でできることとできないこと

介護サービスの種類のひとつに

「訪問介護」というサービスがあります。

 

介護が必要な人に対して

ヘルパーさんと呼ばれる介護士さんが

ご自宅に訪問して

生活に必要なことを支援してくれます。

 

具体的には

「身体介護」「生活援助」「通院時の乗車・降車等介助」

と支援の内容が分けられ

それぞれ料金も異なります。

 

それぞれのサービス内容の違いは

「身体介護」については

食事、入浴、排せつ、着替えなど身体に直接触れる介護サービス

「生活援助」については

掃除、洗濯、食事の準備など日常生活の援助サービス

「通院時の乗車・降車等介助」については

介護タクシーと呼ばれる、通院の際の車の乗り降りや病院内での介助を含めたサービス

となります。

いろいろと身の回りのことをやってくれる

お手伝いさん的なイメージに近いかもしれませんが

ヘルパーさんにお願いすれば

何でもやってもらえるあけではありません。

 

あくまで、介護保険のルールのなかで

できること、できないことが

決められています。

 

具体的には

・利用者本人以外のための行為
・ホームヘルパーが行わなくても日常生活に支障がないと判断される行為
・日常的に行われる家事の範囲を超える行為

は行うことができません。

 

同居するご家族の洗濯やお部屋の掃除

お庭の手入れやペットの世話、大掃除など

できないことに該当してきます。

 

ただし、ここ最近では

介護保険外サービスとして

別途料金はかかりますが

介護保険では対応しきれないことを

個別に実施しているところも多くあります。

 

はじめて介護サービスを使う際

ヘルパーさんを利用される方も多くいるかと思います。

 

そのヘルパーさんに、臨時で何かをお願いしたときなど

「それはできません」とお断りされる場合があるかもしれません。

嫌がらせでお断りしているわけではなく

介護保険のルール上

どうしてもできないこともありますので

ご理解いただければと思います。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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