避難訓練の実施方法

介護施設においては

さまざまな自然災害を想定して

非常災害対策計画を作成し

避難訓練を実施することが義務付けられています。

 

がしかし

全ての介護施設が避難訓練に真剣に取り組んでいるか

というと

形式的に毎回実施している事業所

職員の数人が集まって簡易的に実施している事業所

なかには行政指導で指摘を受けるまで実施していない事業所

などもあるかと思います。

どうしても

日々の介護業務がある中で

避難訓練のために

しっかり時間をとって実施するとなると

なかなか難しいという状況も想像できます。

 

理想としては

ひとつの避難場所のエリアにおいて

介護事業所同士や地域住民が協力して

合同で訓練することが望ましいですが

 

現状でさえしっかり実施できていない状況であれば

なかなか難しいかと思います。

 

もし

避難訓練をしっかり実施できていない

という状況であれば

管轄の消防署に協力をお願いする

ということも一つの方法になります。

 

可能であれば

行政にも相談したうえで

消防署や行政を巻き込んで

専門家の指示を仰ぎながら

避難訓練の実施ができると良いかと思います。

 

消防署や行政に主体となってもらい

地域ぐるみの避難訓練までできれば

理想的です。

 

もし行政側が主体となって

地域ぐるみの避難訓練を実施しているところがあれば

どのように実施しているのか

積極的に周知して欲しいくらいですね。

 

 

今後もし

実際に被災したとき

しっかりと避難訓練ができているかどうかが

大きく影響してくるかと思います。

 

現状

しっかりと避難訓練ができていない

という介護事業所は

あらためて避難訓練の実施に向けて

準備していただくと良いかと思います。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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