介護事業者同士の合同避難訓練

介護施設においては

さまざまな自然災害を想定して

非常災害対策計画を作成し

避難訓練を実施することが義務付けられています。

 

避難訓練の実施については義務付けられていますが

実際の避難訓練をどのように実施するかは

その施設の規模や利用者の状況

避難場所や移動方法なども異なるため

それぞれの施設に任されています。

そんな中

高知県高知市にある4つのデイサービスが

合同で避難訓練を行ったということが

ニュースになっていました。

介護4事業所が合同避難訓練(高知新聞)

 

介護事業所の数が増えた今

避難訓練に関しては

近隣の事業所と合同で実施するのは

非常に有意義なことかと思います。

 

単純に

事業所間の横のつながりができる

というメリットもありますが

 

実際に避難をする際に

送迎車両を有効活用できる

というメリットもあるかと思います。

 

被災時の状況次第では

送迎車の乗車人数に余裕がある

という場合もあるかと思います。

 

そんなとき

近隣の事業所を回ることで

より多くの人を効率よく

避難させることができるかもしれません。

 

もちろん

介護事業所だけでなく

地域の方々と連携することで

さらに多くの人を避難させることも可能です。

 

また

介護タクシーなど実施している事業者があれば

多くの車両を活用することもできそうです。

 

 

多くの人や事業者を巻き込んで

訓練を実施するとなると

準備や打合せも大変になるかと思いますが

 

実際に被災した時に

できるだけ多くの人を

安心安全に避難させるためには

それぞれの避難区域ごとなどで

避難訓練ができるよう

検討していきたいところですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。