第233回社会保障審議会介護給付費分科会

令和5年11月30日

厚生労働省では

第233回社会保障審議会介護給付費分科会が開催されました。

第233回社会保障審議会介護給付費分科会(厚労省)

今回の議題は

第228回からの内容に引き続き

『令和6年度介護報酬改定に向けて』

ということで

◆介護人材の処遇改善等
◆人員配置基準等
◆介護現場の生産性向上の推進
◆その他(外国人介護人材、地域の特性に応じたサービスの確保、介護現場における安全性の確保、地域区分)

の項目について

1.これまでの分科会における主なご意見
2.論点及び対応案
3.参考資料

という内容でまとめられています。

 

特に

◆人員配置基準等
◆介護現場の生産性向上の推進

の中では

デジタル活用に関する内容が含まれており

介護分野のデジタル化の推進について

本格的に動き始めている印象を受けました。

 

人員配置基準では

テレワークの取扱いについて

検討が進められ

 

介護現場の生産性向上の推進では

介護ロボットやICT機器の活用について

令和4年度から行われている

テクノロジー活用の実証実験の結果なども

まとめられていました。

 

 

デジタル化が進められる一方で

デジタル機器の導入にかかるコスト

デジタル機器を扱う職員の育成

などという課題も残されています。

 

デジタル化の推進については

報酬改定以外のところでも

介護事業者や介護現場職員に対する

支援の仕組み作りなど

期待したいところですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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