介護保険最新情報vol.1286

令和6年7月4日

厚生労働省より

『「介護サービス計画書の様式及び課題分析標準項目の提示について」の一部改正について』

という通知が出されました。

今回の通知では

介護サービス計画書の様式の改正

とあわせて

「サービス計画書の記載要領」として

計画書の各項目について

何を記載するか

どのように記載するか

などが示されています。

在宅サービスを提供する介護事業所は

ケアマネジャーが作成する計画書を参考にして

それぞれのサービス事業所でも

計画書を作成していることと思います。

今回の通知を参考にしていただくと

ケアマネジャーが

どのような情報をヒアリングして

どのような意図で計画を作成しているか

などが

より深く理解できるのではないかと思います。

ケアマネジャーが作成する計画書を

深く理解することで

各サービスで作成する計画書の内容も

より質の高いものになるかもしれません。

その結果

介護サービス自体の質の向上にも

つながるかと思います。

サービス事業所の中には

計画書は見ているけど

じっくりと中身を見たことはなかった

という人もいるかもしれません。

今回の通知をもとに

改めてサービス計画書について

理解してみても良いかと思います。

また

将来はケアマネジャーの資格をとって

ケアマネの仕事をしてみたい

という人にも

参考になる資料かと思います。

職員のスキルアップや

モチベーション向上のためにも

今回の通知を活用しても良いかもしれませんね。

武藤至正: 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。