介護業界の認知症ケア

一般的にはあまり知られていない言葉ですが

介護業界の中では、認知症ケアの手法として知られる言葉がいくつかあります。

 

  • ユマニチュード(Humanitude)

知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づいたケア技法です。フランス語で「人間らしさ」を意味する「ユマニチュード」には、「人間らしさを取り戻す」ということも含まれています。

 

  • バリデーション

アルツハイマー型認知症と類似の認知症のご高齢者とコミュニケーションをとるための方法のひとつで、認知症の方の言動や行動を意味のあることと捉え、認め、受け入れることをいいます。

 

  • タクティールケア

ラテン語の「タクティリス(Taktilis)」に由来する言葉で、「触れる」という意味があります。その意味が示すように、手を使って10分間程度、相手の背中や手足を「押す」のではなく、やわらかく包み込むように触れるのがタクティール®ケアです。

 

それぞれの言葉の意味については

すごく簡単にまとめています。

 

食事療法や運動療法、薬物療法といった具体的な治療法もありますが、

認知症に関しては、上記のような心に訴えかけるようなケア手法が

言葉として生まれています。

 

先日、ストレスが認知症進行の大きな要因のひとつとお伝えしたように

ストレスを軽減するための対応法が

認知症ケアの手法として行われています。

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

Follow me!

介護情報

次の記事

温情裁判の話