「介護サービス情報公表システム」の内容を確認してみる
優良な介護事業所を探す際に
「介護サービス情報公表システム」の
施設の評価を示す”7角形のレーダーチャート”が
参考になるという情報がありました。
⇒【最新版】これが「本当に優良な介護施設」!…従業員の質、急病への対応などからピックアップ(週刊現代)
記事でも紹介されている
ケアポート板橋の情報も検索して確認することができます。
⇒特別養護老人ホーム ケアポート板橋(介護サービス情報公表システム)
レーダーチャートには
東京都の平均と施設の評価が重ねて表示されているので
比較もしやすくなっています。
ケアポート板橋は満点になっていますね。
評価の基準については
リンク先のサイトを少し下にスクロールしていただくと
7つの基準に対応した
チェック項目まで確認することができます。
それぞれのチェック項目に対しては
- 満たしている
- 満たしていない
- 該当しない
のいずれかで回答されています。
そのため
例えば
利用者の権利擁護の基準の中で
問合せや見学について、パンフレット、ホームページ等に掲載されている。
という項目がありますが
このチェック項目に対して
満たしているとされていても
どれだけ分かりやすく掲載されているのか
掲載されている情報が最新の情報に更新されているのか
までは分からないものとなっています。
他にも
サービスの質の確保への取組において
利用者の対応や従業者に対する認知症等に関する研修の実施記録がある。
という項目が満たされていても
どれだけの時間をかけて行われているのか
どれだけ深い内容の研修が行われているのか
どれだけの職員がその研修を受講しているのか
までは分かりません。
もちろん
満たしていない
となっている場合には
マイナスの評価とはなりますが
満たしているからといって
本当に優良な施設かどうかは
レーダーチャートだけでは判断しかねるかと思います。
また
レーダーチャートの評価が平均より下回っていたとしても
施設によっては
特に力をいれている部分があり
入所を希望する人とのニーズとマッチすれば
評価が低くても満足につながる
という場合もあるかもしれません。
今回はチェック項目の一部だけ取り上げていますが
介護サービス情報公表システムの内容を見ていただき
気になる項目があれば
その項目に注目して比較してみても
面白いかもしれません。
気になる方は
ぜひチェックしてみてください。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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