「ふるぎの未来」プロジェクト
福岡県福岡市にある
中村学園大学短期大学部では
『「ふるぎの未来」プロジェクト』~非接触・非デジタルの多世代交流
というプロジェクトが実施されています。
⇒『「ふるぎの未来」プロジェクト』~非接触・非デジタルの多世代交流(中村学園大学)
プロジェクトの概要は以下のとおり
キャリア開発学科2年の岩田ゼミ生8名が、UR星の原団地の住民の方を対象に、『「ふるぎの未来」プロジェクト』を実施しました。
このプロジェクトは、星の原団地の住民の方から、不要になった衣類を回収し、学生たちがリメイクやコーディネートをしてお戻しするという企画です。
居住者の高齢化、コロナの収束が見えないなかでの孤立の防止、デジタルにはないアナログの魅力の再発見をしようと「非接触・非デジタルの多世代交流」をテーマに企画されました。
古着を通して、異なる世代が交流します。
リンク先の中村学園のサイトには
実際に参加した高齢者やリメイクされた洋服が
写真付きで掲載されています。
ぜひチェックしてみてください。
このプロジェクト
めちゃくちゃ良いと思っています。
全国の服飾系や福祉系の学校で
同様のプロジェクトが定期開催されれば
孤立の防止や世代交流はもちろん
高齢者の介護予防や地域住民のつながり作り
地域の活性化にもつながると思っています。
服がリメイクされれば
当然着てみて
新しい服を着れば
外出したい気分にもなりそうです。
また
参加者のコメントには
「今度古着を整理する際には、学生さんのアイデアを思い出しながら自分でリメイクしてみたい」
という声もあったようです。
裁縫が好きの高齢者向けに
リメイク教室などを開催して
新しい参加の機会を作ることもできそうです。
リメイクした洋服を持ち寄って
フリーマーケットのようなものを開催しても
面白いかもしれません。
高齢者の間では
終活という言葉が
当たり前のように使われるようになってきて
終活にあたり
不要な衣類の整理をしている方も
多くいるのではないかと思います。
そんなときにも
不要になった洋服を
ただ捨ててしまうのではなく
学生がリメイクしてくれる
なんていう話があれば
喜んで参加する人も多いのではないかと思います。
今の時代にすごくマッチした企画のように感じます。
こういった中村学園のような事例が全国で広まると
面白そうですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
最新の投稿
- 介護情報2024年11月23日学生と高齢者の学びを通したつながり
- 介護事業者向け情報2024年11月22日ケアプランデータ連携システムの直近の動向
- 介護事業者向け情報2024年11月21日介護保険最新情報vol.1327
- 介護事業者向け情報2024年11月20日軽度者向け介護事業の新規参入は要注意