お年寄り食堂

富山県砺波市栴檀山(せんだんやま)社会福祉協議会と栴檀山自治振興会による地域食堂「せんだんやまのコスモスカフェ」が2日、同市栴檀山農村集落センターでオープンした。お年寄りが気軽に集い、認知症の予防にもなる場にしようと、毎週木曜に元気なシニア世代がうどん1杯を100円で提供する。子どもの孤食を防ぐ「子ども食堂」ならぬ、高齢者が支え合って地域から孤独をなくす「お年寄り食堂」だ。

孤独防ぐ「お年寄り食堂」 砺波・栴檀山地区、うどん1杯100円で提供(北日本新聞社)

高齢者の一人暮らしや高齢者のみの世帯が増えているなかで

高齢者の孤立化が問題視されています。

 

地域との交流がなくなってしまうと

外出の機会が減り

会話の頻度が少なくなり

身体機能の低下とともに

認知機能の低下も心配されます。

 

そんな中

「お年寄り食堂」のようなものがあると

外出のきっかけになるとともに

地域の交流にもつながります。

 

さらに

食事を提供する場ということで

栄養面にも目を向けるきっかけにもなりそうです。

 

孤立が心配される高齢者への支援

としても有効ですが

 

介護認定を受けることに抵抗がある方

認定を受けていてもサービスを受けることに抵抗がある方

などに対しても

介護ではなく普段の生活の中での

外出や交流のきっかけとなれば

抵抗なく利用してもらえるかもしれません。

 

高齢者への食事のサービスでいうと

配食のサービスなどもありますが

地域の人が集まって食事ができる場があれば

そちらを有効活用していきたいですね。

 

それぞれの地域で

地域の高齢者が集まれる食事会

のような機会を作っているところもあるかと思いますが

 

「お年寄り食堂」のような場所が

全国規模で広がっていくよう

自治体による支援などにも期待したいですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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