映画『ロストケア』
連続殺人犯として逮捕された介護士と検事の対峙を描いた社会派サスペンス
映画『ロストケア』
を観てきました。
連続殺人犯である介護士は
自分の行為を
”殺人”ではなく”救い”と主張する。
現実問題として
介護にかかわる殺人事件は
年間50件ほど起きているそうです。
普段のニュースの中で
介護殺人のニュースを見たことがある人も
多いかと思います。
映画の中では
育児をしながら介護をすることの大変さ
仕事をしながら介護をすることの大変さ
認知症介護の大変さ
などについて考えさせられます。
また
介護で困っていても
救いを求める場所がない
救いを求めても誰も助けてくれない
そんな状況を想像すると
介護殺人が起こる理由についても
理解できなくはない
と感じる人もいるのではないかと思います。
介護サービスは充実していても
経済的な理由から
施設への入所ができなかったり
十分なサービスが活用できなかったり
そもそも
周囲の人に助けを求めることができなかったり
という人もいます。
この映画を観ることで
仕事をしながら介護をすること
子育てをしながら介護をすること
認知症高齢者を介護することが
どれだけ大変なことか
想像することができます。
今はまだ
介護とは全くかかわりがないという人も
介護に関わってはいるけれども
在宅で介護をしている家族の生活について
あまりよく分からないという人などにも
ぜひ観て欲しい映画です。
出来るだけ多くの人に
介護の大変さを想像してもらい
介護で困っている人を
しっかりと支えられる社会にしていきたいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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