介護保険料負担を抑えるために介護保険を積極的に活用する
介護保険料が増えているのは
介護認定を受ける人が増えているからだ
として
できるだけ介護認定を受けないようにしよう
と考える人もいるかもしれません。
介護が必要になっても
介護保険サービスを利用せず
家族など身近の人たちだけで介護をするとなると
家族の負担も本人の負担も大きくなることが考えられます。
介護の専門家ではない
家族だけで対応していると
対応する家族の心身の負担が増えると同時に
本人のケガや病気の進行のリスクも高まります。
そのような状態が続けば
本人の介護状態が重度化しやすくなり
介護状態が重度化してしまえば
介護施設に入所することになる
という流れも考えられます。
重度化して施設入所となると
結果的に
介護費用負担も大きくなってしまいます。
それだけでなく
家族にとっても
大きな負担となるため
介護離職
高齢者虐待
その他の事故や事件
などの問題も考えられます。
介護費用の増加を抑えるためには
介護保険はできるだけ使わないようにしよう
という考え方ではなく
できるだけ介護状態が軽い段階で
サービスを活用し
元気な状態を維持していこう
という考え方が望ましいかと思っています。
もちろんサービスを活用すれば
費用負担も増えますが
軽度の介護状態で使うサービスと
重度になって使う介護サービスや
施設入所で使うことになる介護保険費用を考えると
早めに介護サービスを活用し
軽度な状態を維持できることが
介護費用を抑えることにもつながります。
また
重度化することで
介護費用だけでなく
医療費負担も増えてしまうかもしれません。
理想的な姿は
”ピンピンコロリ”
亡くなる直前まで病気に苦しまずに
元気に長生きし寝込まずにコロリと死ぬこと
元気な状態を維持するためには
介護サービスの積極的な利用も必要です。
介護費用を抑えるために
介護認定を受けない
介護サービスを使わない
という考え方ではなく
介護サービスを積極的に活用することで
費用負担を抑えられる
と考えていただければと思います。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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