「高齢者のイス」の取組

福岡県大野城市平野台区は住民が約3,000人程の自治区であり、65歳以上の高齢化率が30%を超えています。

ほとんどの道路が坂になっているため、外出の際には坂の上り下りが必要となり、住民の負担となっていました。

そんな中、地域に休憩場所を増やすことで高齢者の引きこもりを防ぐことを目的として、2020年から平野台区自治会の独自の取組として、「高齢者のイス」の取組を始めました。住宅の花壇や外壁の出っ張り、段差など、高齢者が休憩できそうなスペースに「高齢者のイス」の表示板を取り付け、住民に利用してもらう取組です。

「高齢者のイス」の取組について(福岡県)

 

福岡県の介護高齢者福祉の施策のひとつとして

紹介されていました。

 

福岡県のホームページ上には

実際に「高齢者のイス」の表示板が

取り付けられている場所の

写真も掲載されています。

 

写真を見ると

ここは本当に座れるのか?

という写真もありますが

なかなか面白い取組に感じました。

 

「高齢者のイス」の表示板を

取り付ける場所にも

センスが出そうです。

 

確かに

住宅の花壇や外壁の出っ張り

段差など

どこの町でも

ちょっと腰を掛けて休憩できそうな場所は

見つけられそうな気がします。

 

高齢になって

なかなか歩くのが大変になって

外に足が向かなくなってしまった方も

近所に休憩できるイスが

そこかしこにある

という情報があれば

少し外を歩いてみる気にもなるかもしれません。

 

「高齢者のイス」の表示板が増えたら

「高齢者のイス」マップを作成し

高齢者に配布する必要もありそうです。

 

例えば

地域の子供たちに

高齢者が腰を掛けて休めそうな場所を見つけて

表示板を張ってもらい

 

もしその場所に

実際に高齢者が座っている姿があれば

子どもたちも喜び

高齢者と会話する姿なんてのも

想像できそうです。

 

いろいろとアイデアが広がりそうな取組にも感じます。

 

こういった地域の取組は

ぜひ他の地域でもマネして

実践してみるのも面白いのではないかと思います。

 

ちょっとしたアイデアで

地域が元気になる取組

考えてみたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。