ショッピングリハビリ

高齢者がスーパーの店内を買い物しながら歩くのは軽い運動になり、商品選びや支払いを考えるのは認知症の予防になる。そんなサービス「ショッピングリハビリ」が各地で行われており、群馬県中之条町でも介護サービス会社が展開中だ。自宅とスーパーの送迎もするため、買い物に不便な山間地にあって利用者から好評を得ている。

買い物で元気! ショッピングリハビリ 山間部の買い物支援にも(東京新聞)

 

買い物を支援することで

介護予防や自立支援につなげる取組みが

地域で実施されています。

ニュースにある「ショッピングリハビリ」は

ショッピングリハビリカンパニー株式会社が提供する

サービス形態となっているようです。

ショッピングリハビリカンパニー株式会社

 

基本的には

デイサービスの指定を受けて実施する事業モデルとのこと

ショッピングセンター内に拠点を構え、新たに通所介護事業所としての指定を取得して開始する新規事業モデルです。
主に要支援認定者や総合事業対象者に向けたサービスであり、ショッピングリハビリ®だけでなく各種体操やモールウォーキングなど計2~3時間のコンテンツを提供して取り組んでいただきます。

 

介護予防の取組みとしては

本当に理想的な取組みのひとつかと思います。

 

あえて体操をする時間を作ったり

認知症予防のための計算問題を実施したり

ということではなく

 

ショッピングセンター内を歩くことで体を動かす

商品の値段を見て計算することで頭も使う

ということができます。

 

身体機能維持のための体操

認知機能低下を防ぐための脳トレ

ではなく

日常生活や趣味に関することを通して

介護予防につなげる取組みは理想的です。

 

介護保険サービスとして実施するためには

人員基準・設備基準・運営基準と

必要となる条件がありますが

ショッピングリハビリのようなサービスを実施するうえでは

現状の基準が

高いハードルになってしまうケースもあるかと思います。

 

本当に介護予防で結果を出すために

本来の介護予防の活動を積極的に実施するために

今ある基準の見直しも必要になるかもしれません。

 

できるだけ多くの人が

高齢になっても元気でいられるために

提供するサービスに合わせて

介護保険制度自体も変えていく必要があるかもしれませんね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。