ヘルパーへの支援

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、在宅で介護が必要な人が感染するケースが相次ぎ、ヘルパーが防護服を着て訪問介護を行う事態となっていて、介護事業者のグループが訪問介護の現場への支援の拡充を求めています。

ヘルパーの感染者訪問 介護事業者グループ が支援拡充求める(NHKニュース)

 

介護サービス事業所が

新型コロナウイルスの影響を受けた場合

国や自治体の制度を活用して

支援を受けることができます。

 

ただし

その支援の内容は

サービスの種類によって異なります。

 

入所施設系のサービスであれば

24時間のサービス提供が必要となるため

他の在宅系サービスと比較すると

手厚い支援が受けられるようになっています。

 

一方で

在宅系のサービスについては

どうしても運営が難しい場合には

休止するという選択ができます。

 

ところが現状は

休止したくても休止できない

という事業所も多いのかもしれません。

 

家庭の中で

同居している方や周囲の方の

支援が受けられる状態であれば

サービスを一時的に休止できるかもしれませんが

 

一人暮らしの高齢者で

周りに誰も支援できる人がいないとなれば

なかなか休止の判断もできなくなってしまいます。

 

冒頭に記載したニュースの内容を見ていただくと

訪問介護の現場の状況が

具体的に記載されています。

 

現場職員からは

「自分が感染したり、知らずに利用者に感染させてしまったりする怖さを感じながら、使命感だけを頼りに訪問を続けています。エッセンシャルワーカーとして大切にされていると実感できる支援をしてほしいです」

という声もあります。

 

訪問介護事業所に対する支援について

少しでも内容を見直してもらえると

職員のモチベーションにもつながるかもしれません。

現場の人の声が伝わることを期待したいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。