レスパイトケアの目的

レスパイトケアとは

在宅介護の要介護状態の方(利用者)が、福祉サービスなどを利用している間、介護をしている家族などが一時的に介護から解放され、休息をとれるようにする支援のことです。
具体的には、介護保険の通所系のサービスやショートステイ(行政が行う緊急ショートステイもあります)などがレスパイトサービスですが、インフォーマルサービスとして、普段は介護していない親族や、友人、近隣などが支援することも挙げられます。
これは介護をする側へのケアですが、その大きな目的は、在宅介護の継続が可能になることにあります。
介護者がほっと一息つくことで心も体もリフレッシュし、介護疲れや共倒れを防ぐことができること、利用者も気分転換や家族の介護を客観的に見ることができ、主体的に介護を受けることができるなど、利用者の視点でのメリットも大切にする必要があります。

介護情報サービスかながわより

 

説明の最初の一文だけ読むと

家族が休息をとれるようにに、福祉サービス事業者が一時的にお預かりする

という内容で

福祉サービス事業者は、お預かりして必要な介護のお世話をすることが目的

ととらえられる可能性があります。

 

今回赤字にさせていただきましたが、

大きな目的は、在宅介護の継続が可能になること

です。

 

「介護者の一時的な休息」ももちろん必要ですが、

在宅介護の継続を可能にするために、どんなサービスを提供するか

が大切です。

 

レスパイトケアを特徴としている福祉サービス事業者は

ただ単にお預かりするだけ、お世話するだけではなく

在宅介護の継続が可能になるために行うサービス内容を

説明する必要があります。

 

介護者側は、一時的でも介護の負担から解放されるために

預かってもらえる事業所ならどの事業所でも構わない

という方もいるかもしれません。

 

ただし、福祉サービスの種類は複数あります。

同じサービス種類の中にも、多くの事業者があります。

もし、福祉サービス事業所を選ぶことが可能であれば

それぞれの事業所がどんなサービスを提供しているのか

聞き比べてみるのも良いかもしれません。

 

 

Follow me!

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。