介護サービスの暫定利用

介護サービスを利用するには

介護認定を受ける必要があります。

ただし

介護認定を受けるには

行政窓口に申請をしてから

ご本人の状態を確認する訪問調査が行われ

主治医に意見書を書いてもらい

介護認定審査会が実施され

認定結果が通知されます。

 

この申請してから結果が通知されるまでの期間が

約１カ月程度とされています。

 

そのため

介護が必要になって

すぐに介護サービスを利用したいと思っても

介護認定を受けていなければ

申請して１ヶ月程度待つ必要がでてきてしまいます。

 

そう考えると

介護認定の申請は

できるだけ早めに申請しておいたほうが良いことが

わかるかと思います。

そうは言っても

少しづつ体力や筋力が低下していく人ばかりではなく

ケガや病気によっては

急に介護が必要な状態になる人もいます。

 

介護認定前だけれども

すぐに介護サービスを使いたい

という場合

状況次第では

認定前でもサービスを利用できる場合があります。

 

特定の介護サービスを利用したいといったときに

ケアマネジャーや事業所が了解してくれるかどうか

利用者の状態が明らかに介護認定がでそうかどうか

などが影響してきます。

 

また

利用できるとなった場合には

費用について注意する必要があります。

 

介護サービスの利用料金は

利用者の要介護度によって異なります。

 

もし認定前で要介護度が決まっていなければ

費用が確定できません。

 

介護度によって費用が異なること

また万が一

介護認定がおりずに”非該当”となった場合

介護保険が使えなくなりますので

介護保険外の費用負担が発生することを

しっかりと理解しておく必要があります。

 

もちろん

介護認定申請中の段階で

サービスを利用するとなった場合

ケアマネジャーや事業所から

費用負担の説明はあるかと思いますが

しっかりと説明を聞いていただくと良いかと思います。

 

なお

介護保険は

介護認定を申請した日に

さかのぼって利用することができますので

申請さえしていれば

サービス利用の相談は進めることができます。

 

 

とにかく

介護サービスを利用したいと思ったときに

すぐにサービスが利用できるわけではありませんので

 

介護サービスを利用するかもしれない

と分かった段階で

早めに行政窓口や地域包括支援センターなどで

相談いただけると良いかと思います。