地域の見守りの目を広げる

「清掃車と介護のノウハウをミックスしたプロジェクト」。これだけ聞いても、それが何を生み出すのか皆目見当がつかない。ごみ収集の清掃車が目となり、認知症の症状のために街を徘徊している人を助けようというのが同プロジェクトの概要だ。他業種と手を結ぶ事で介護士のノウハウを街全体に広げようとするこの試みは、高齢化社会に向けた多くのヒントを含んでいる。

「清掃車×介護」プロジェクト、地域を走る清掃車が“目”となる(日経BP)

 

約半年前の記事ですが

地域で住民を見守るための取組みとして

参考になる事例かと思います。

特に

記事の中にもありますが

室内用のスリッパで表を歩いている。雪が降っているのにサンダルで出かけている。左右違う靴。裸足まま歩いている、など足元が「ちょっと変だな」と感じられる高齢者に声をかけて、受け答えがチグハグな場合は役所の高齢福祉課に連絡を入れて保護を依頼する。

外を歩く高齢者を見て

ちょっと変だなと思ったら足元を見てみる。

すると

その人が認知症かもしれないということの判断基準になる。

 

これは誰にでも活用できそうな

分かりやすい判断基準かと思います。

 

 

また

記事の中では

ゴミ収集車が地域の目となっていますが

地域の見守りの目を広げようと思えば

 

ゴミ収集車以外にも

新聞・郵便・牛乳配達

各種宅配業者

タクシー・バス・運送会社

スーパー・コンビニ

商店街・飲食店

学校・企業

などなど

まちにある全てが

見守りの目になることができます。

 

そんな見守りの目が

住民一人ひとりの意識にまでつながれば

すごく理想的ですね。

 

高齢化が進み

高齢夫婦世帯や

高齢者一人暮らし世帯が増える中

できるだけ見守りの目を増やしていく意識も

重要となっていきそうです。

 

 

Follow me!

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。