妄想のターゲット

認知症の症状の中には

被害妄想や物盗られ妄想というものがあります。

 

誰かが私の悪口を言っている

だったり

誰かが私の大切な物を盗んだ

といったことを周りの人に話たりします。

その誰かというのが

本人にとって身近な人

という場合が多くあります。

 

一緒に暮らす家族に対して

あなたが私の悪口を外で言いふらしている

あなたが私の財布を盗んだ

などと言われてしまうことがあります。

 

認知症の人への対応方法として

”本人の言うことを否定しない”

ということが大切ですが

自分自身が妄想のターゲットとなってしまった場合

否定しないで済む話でもなくなってしまいます。

 

そうはいっても

正直に否定してしまうと

本人の訴えはさらにエスカレートしてしまう可能性もあり

本人のストレスにもなりかねません。

 

本人のストレスにつながれば

認知症はさらに進んでしまう可能性があります。

 

 

そんなときの対応方法としては

本人と距離をとること

第三者に介入してもらうこと

があります。

 

認知症の症状があれば

介護認定も受けることができますので

まずは地域包括支援センターやケアマネジャーに相談していただき

間に入ってもらうことが大切です。

 

さらに介護認定を受ければ

介護サービスを活用して

ヘルパーさんに入ってもらったり

デイサービスを活用することもできます。

 

もし妄想のような症状があった場合には

できるだけ早く介護の専門家に相談いただき

間に入っていただけると良いかと思います。

 

早めに対応することで

症状を抑えたり症状の改善にもつながります。

 

普段の生活の中で

少しでも気になることがあれば

できるだけ早めに相談してみてください。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。