過度な利用控えは禁物

PR TIMES というサイトにて

日本在宅介護協会の緊急アンケート結果の内容が公開されていました。

情報もとサイトはこちら

 

介護事業を行う経営者やサービス担当者に対して

新型コロナウイルスの影響についてうかがうアンケートの結果となっています。

 

その中で注目したいのが

<質問>「例年よりも居宅介護支援の新規利用者が少ない」

<回答>「あてはまる」「ややあてはまる」・・・46%

 

<質問>「地域の要介護認定等の要望が減っている」

<回答>「あてはまる」「ややあてはまる」・・・44%

 

<質問>「利用者からのサービスキャンセルが多い」

<回答>「あてはまる」「ややあてはまる」・・・66%

 

 

以前に、東京都内の介護認定の申請が減っているというニュースを取り上げましたが、

今回の東京・北関東支部のアンケートでも同様の結果が示されました。

回答エリアが具体的に示されていませんので、全国的な傾向とは言い切れませんが

程度の差はあれ、介護の申請を控えている人が増えている様子がうかがえます。

 

また、すでに介護サービスを利用している方も、利用を控えている割合が6割以上と多く、

ご自宅で自粛している間の身体機能の低下など、気になります。

 

今、誰かとの接触が増えることで、感染の心配はあるかと思いますが、

介護が必要な状態にもかかわらず、申請を控える、利用を控えることにより

その状態がますます悪化してしまうことが心配です。

 

コロナの影響が落ち着いたとき、もし状態が悪化していたとしたら

今まで通りの生活ができなくなってしまった。

家族の介護負担が以前よりも増えてしまった。

家族が介護離職する状況に追い込まれてしまった。

となる可能性もあります。

 

まだまだ心配なことも多いかと思いますが、

介護の申請や今まで利用していたサービスは過度に控えなくても良いかと思います。

介護のプロたちの感染症対策を信頼して、サービスを活用いただければと思います。

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。