隣にあるのに利用できない介護施設

介護サービスには

複数の種類があり

大きなくくりで分けると

・在宅サービス
・施設サービス
・地域密着型サービス

という種類に分けることができます。

ざっくりとした内容になりますが

在宅サービスは

自宅にヘルパーさんに来てもらったり

自宅からデイサービスに通ったり

自宅を拠点として活用するサービスになります。

 

施設サービスは

介護施設に住居を移して

24時間介護サービスを受けられるようにする

施設を拠点としたサービスになります。

 

そして

地域密着型サービスとは

自宅を拠点としたサービスも

施設を拠点としたサービスもありますが

介護事業所がある市町村と

同じ市町村に住んでいる方のみ

利用できるサービスとなっています。

 

地域密着型サービスの目的としては

要介護者の住み慣れた地域での生活を支えるため、身近な市町村で提供されることが適当なサービス類型

とされています。

 

その地域にある介護サービスが

他の地域の人ばかりに利用されていて

いざ地元の人が利用しようと思っても

いっぱいで利用できない

ということを避けるためには

必要な条件かもしれませんが

 

例えば

市区町村の境目付近に住んでいる方にとっては

道を挟んで隣にある介護事業所が

他の市区町村になるため

隣にあるのに利用できない

という状況も発生してしまいます。

 

そんな

地域密着型サービスの条件については

利用希望者にとっては厳しい制限となる場合もあるため

状況に応じて柔軟に対応できるようにしましょう

という見直しも進められています。

 

介護保険制度について

細かく理解しようとすると

難しい部分もありますが

 

利用する方にとって

サービスが利用しやすくなるよう

随時見直しが行われています。

 

今年の4月が

介護保険の基準の改定時期となり

利用する方にとっては

より安心安全に利用できるよう

ルールも見直されています。

 

まだ介護サービスを利用したことが無い人

介護サービスを利用しようかどうか迷っている人など

まずは

地域包括支援センターやケアマネジャーに

お気軽にご相談いただければと思います。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。