高齢者のごみ出し支援制度

高齢化社会や核家族化の進展等に伴い高齢者のみの世帯が増加することにより、家庭からの日々のごみ出しに課題を抱える事例も生じており、既に一部の地方公共団体においては高齢者ごみ出し支援(「ふれあい収集」等)が開始されている。

高齢者のごみ出し支援(環境省)

 

このごみ出し支援

具体的には

高齢者や障害者で

収集所までごみを持ち出すことができない場合

個別に収集してくれる

というものになります。

 

平成11年(1999年)以降に本格的な導入が始まり

令和3年1月時点で

34.8%の地方公共団体で高齢者ごみ出し支援制度の導入があるようです。

 

制度の詳細については

実施する各地方公共団体によって異なる場合もありますので

該当地域の情報をチェックしてみてください。

ごみが出せない状態が続くとどうなるか?

家の中にごみが増え

生ごみなどがあれば

悪臭がするようになり

ガビが発生し

虫まで発生するようになります。

 

これからの夏場の時期であれば

より短期間で不衛生な環境になってしまいますので

注意が必要です。

 

不衛生な状態であれば

周囲の人からは避けられようになり

何かあっても誰も気付けない

という状況になるかもしれません。

また

病気のリスクも高まります。

 

年々と

高齢者のみの世帯

高齢者一人暮らし世帯が増え続ける中で

支援を必要とする人も

増えてくるかと思います。

 

制度の活用については

本人だけでなく

周囲の人が気づいたときに

行政機関や地域包括支援センターに相談して

利用につなげることもできます。

 

もし周囲で

「大丈夫かな?」

と思うようなことがあれば

ぜひ早めに相談してみてください。

 

こういった

ごみ出し支援制度が

さらに多くの地域で導入されるとともに

本人以外でも相談できる

ということも

周知していけると良さそうですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。