65歳以上の高齢者の介護保険料

4月に見直される65歳以上の高齢者の介護保険料(基準額)について、都道府県庁所在地(東京は都庁のある新宿区)と政令指定都市の52市区の81%で月額6千円以上となる見込みであることが20日、共同通信の調査で分かった。

介護保険料、月額6千円以上8割 65歳以上の高齢者、4月に改定(東京新聞)

 

2000年に介護保険制度が始まって以来

介護保険料の徴収が行われていますが

65歳以上の高齢者の介護保険料は3年毎に見直され

その全国平均額は

2000~2002年度・・・2,911円

2003~2005年度・・・3,293円

2006~2008年度・・・4,090円

2009~2011年度・・・4,160円

2012~2014年度・・・4,972円

2015~2017年度・・・5,514円

2018~2020年度・・・5,869円

と右肩上がりに推移しています。

内閣府資料

 

そして2021年度の改定の年

さらに増加することが想定されています。

 

高齢者の増加とともに

介護保険料が増加するのは当然のこととも言えますが

高齢者の増加は2042年まで続くと言われています。

 

それまで

保険料が今までと同様のペースで増え続ければ

今の倍ほどの金額になることが考えられます。

 

これからを生きる人の負担が

ますます高くなってしまいます。

 

そうはならないように

国としては

介護予防の取組みや

自立支援、重度化防止の取組みに

力を入れようと努めています。

 

高齢者が

いつまでも介護を必要とせず

元気で過ごせることが

介護保険料の抑制につながります。

 

将来を生きる人の

負担軽減にもつながります。

 

これからの介護保険料の増加を

できるだけ抑えるためには

介護予防、自立支援、重度化防止の取組みについて

業界関係者だけでなく

地域全体で取り組んでいくことが

求められています。

 

 

Follow me!

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。