タイミングをずらす認知症ケア

認知症の方に対して

食事をすすめたり

トイレに誘導したり

入浴をうながしたり

などの

日常生活で介護をする際

 

本人に拒否されてしまう

ということもあるかと思います。

そんなときは

タイミングをずらして

あらためて声掛けを行う

ということも必要です。

 

本人が拒否したときに

しつこく声掛けをしても

より拒否が強くなったり

暴言や暴力につながる可能性もあります。

 

また

本人が嫌がることを強要してしまえば

心理的なストレスがたまり

認知症が進行する要因にもなってしまいます。

 

誰でも

今はまだお腹が減っていない

トイレに行きたくない

お風呂に入りたくない

という時はあります。

 

タイミングをずらして誘えば

すんなり行動に移ってもらえる場合もあります。

 

もちろん

そうならない場合もありますが

同じタイミングで何度も声掛けを行うのは

避けた方が良いかと思います。

 

また

タイミングをずらすだけでなく

声掛けの言葉を変えたり

声のトーンや表情を変えたり

他の人に声掛けを行ってもらうことで

本人の行動が変わる場合もあります。

 

認知症の方とのコミュニケーションが

なかなかうまくいかない

という場合には

タイミングをずらして声掛けを行う

ということを

試していただいても良いかと思います。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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