高齢者虐待防止に関する研修

令和6年度の介護報酬改定で

新たに設けられた

「高齢者虐待防止措置未実施減算」

 

その減算要件については

●高齢者虐待防止措置未実施減算

・ 虐待の防止のための対策を検討する委員会(テレビ電話装置等の活用可能)を定期的に開催するとともに、その結果について、従業者に周知徹底を図ること。
・ 虐待の防止のための指針を整備すること。
・ 従業者に対し、虐待の防止のための研修を定期的に実施すること。
・ 上記措置を適切に実施するための担当者を置くこと。

となっています。

虐待の防止のための研修を

定期的に実施することが求められていますが

 

どんな研修をすればいいの?

と悩まれる人もいるかと思います。

 

研修の内容としては

厚生労働省の

虐待防止に関するページに

参考になる資料が掲載されています。

高齢者虐待防止(厚労省)

 

加えて

令和7年2月20日に開催された

第117回社会保障審議会介護保険部会の中で

高齢者虐待に関する資料が掲載されています。

令和5年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況調査等に関する調査結果(pdf資料)

 

会議資料には

サービス種類ごとの虐待件数や

虐待種別ごとの件数

虐待の発生場所・時間・状況について

虐待の発生要因

などがまとめられています。

 

特に

虐待の発生要因については

その一つひとつが

研修テーマにもできそうです。

 

 

ぜひ

厚労省のサイトや今回の資料をチェックいただき

虐待の研修に活かすとともに

 

実際に虐待防止の取組として

現場での実践に

つなげていただければと思います。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。