介護サービス利用者の社会参加活動促進事業

福岡県福岡市では

介護サービス利用者の社会参加活動をすすめるため

 

令和7年度から

「介護サービス利用者の社会参加活動促進事業」を開始する

とのこと

介護サービス利用者の社会参加活動促進事業について(福岡市)

福岡市の案内ページでは

社会参加型介護サービスの例として

通所介護サービス利用時に事業所スタッフの同行の下、連携先のスーパーで短時間の清掃ボランティアを行う。

という内容が記載されています。

 

通所介護サービスを提供する

介護事業者の中には

「外出してもいいの?」

と疑問に思う事業所の方もいるかもしれません。

 

 

通所介護の基本的なルールとして

サービス提供は事業所内で行うこと

とされていますが

 

屋外でのサービス提供については

・あらかじめ通所介護計画に位置付けられていること。
・効果的な機能訓練等のサービスが提供できること。

という条件のもと

 

自治体ごとに

外出のルールを明記しているところもあります。

 

福岡市も

介護サービスのQ&A集の中で

その基準を記載しています。

福岡市の介護報酬算定等に係る考え方・方針(福岡市)

 

実際に

バリアフリーの施設内よりも

外に出て歩くことが

本来の機能訓練につながり

 

施設内での関わりだけでなく

近所の方とも関われることで

社会とのつながりが生まれ

 

さらに

短時間のアルバイトやボランティア活動を

行うことができれば

今回の事業の目的でもある

「いきがい」「やりがい」にもつながります。

 

介護保険制度で

決められたルールも

より良い効果が期待できるのであれば

柔軟に対応できるよう

見直してもらえるとありがたいですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。