高齢者とペット
ペットを飼育することで
介護予防や認知症予防につながる
という話を聞いたことがある人も
いるかと思います。
実際に
犬や猫を飼っている高齢者が
飼っていない人に比べて
介護保険サービスの利用費が約半額に抑えられる
という研究結果や
⇒「ペット飼育と社会保障費との関連性」(東京都健康長寿医療センター研究所)
犬を飼育することで
介護予防や認知症予防に効果がある
という研究結果が示されています。
⇒「ペット飼育と認知症発症リスク」(東京都健康長寿医療センター研究所)
こういった情報を耳にして
離れて暮らす高齢の家族に
ペットをプレゼントする
というケースもあるようです。
先日の敬老の日には
高齢者とペットに関する記事が掲載されていました。
ペットと暮らす高齢者は多い。シニア世帯や1人暮らしにペットは癒やしと張りを与えてくれる存在だ。世話をすることで要介護リスクが低減するという研究結果もある。
一方で、病気や不意のけがなどで急に飼えなくなる場合も少なくない。「飼いたいが飼えない」といった声も聞く。
⇒<主張>高齢者とペット 共に長く暮らせる社会に(産経新聞)
ペットと暮らすことで
さまざまなプラス面があることは
理解できるものの
将来的なことを考えると
「飼いたいが飼えない」
という状況もあるようです。
記事の後半に
いざというときに困らないよう家族や親族に頼む、施設や団体に託すといった準備をしておくべきだろう。近年シニア向けの飼育支援サービスを手掛ける企業や団体も増えている。
とあるように
ペット飼育の支援サービスや
支援団体などの協力を得ることを前提として
ペットの飼育ができると
良さそうです。
そうはいっても
なかなか高齢者が
毎日動物のお世話をする
というのは大変かもしれません。
例えば
保護犬や保護猫を
地域の高齢者が皆でお世話する
というような場所があっても
面白いのではないかと考えたりもします。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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