サービス提供前のリスク説明
介護サービスを提供するにあたっては
利用者の安心安全を考え
”介護事故ゼロ”という目標を掲げる事業所も
あるかと思います。
そうはいっても
介護現場では
思いがけない時に
事故は起こってしまうもの
事故発生時に
すみやかに対応でき
何事も問題なければ安心ですが
何らかの事故が起きた結果
裁判にまで発展するケースもあります。
約20年前の事例ですが
デイサービスで
利用者がトイレで転倒し
骨折したという事故が
裁判になりました
職員はトイレまで介助に入ろうとするも
利用者からの拒否があったため
介助には入らなかった
ということですが
法人側に7割の過失が認められたとのこと
介護福祉関係者側からすれば
利用者の尊厳を考えたうえでの対応
ということであれば
そこまで責められる内容では
ないようにも思えます。
このような事例で考えられるのは
裁判まで発展してしまう要因として
施設と家族との認識のズレも
あったのではないかと考えられます。
施設と家族との信頼関係ができていれば
裁判にはならなかったかもしれません。
施設側が家族に対して
事前のリスク説明が不十分だった
そもそものコミュニケーションが不足していた
反対に
家族側が施設からの説明を受けたにもかかわらず
十分な理解ができていなかった
ということも考えられます。
過去に
こういった事例があれば
事前のリスク説明をしっかりと行うこと
日頃から家族とのコミュニケーションをとっておくこと
介護サービス事業者側としては
正当な理由がない限りは
サービス提供は拒否できないこととなっていますが
あまりにも家族の理解が得られなければ
サービス提供を拒否することも
可能かと思います。
今では
リスク管理を徹底している事業者が
多いかとは思いますが
社会の変化だけでなく
介護現場のデジタル化などによって
新たなリスクがうまれているかもしれません。
リスク管理について
あまり考えてなかった
という事業所は
あらためて
事業所におけるリスク管理について
検討いただけると良いかと思います。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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