相談窓口があっても救えない現実

2000年から介護保険制度が始まり

介護に関する

心配事や困りごとがあれば

いつでも「地域包括支援センター」に相談できる。

 

必要に応じて

公的な介護サービスを利用できる

という環境が広く整備されてきましたが

 

それでも

介護の相談ができずに

1人で悩みを抱えている人もいるようです。

介護をしていた家族、親族らによる殺人や虐待で死亡した65歳以上が、2006~24年度に少なくとも486人確認されたことが22日、分かった。厚生労働省の調査を共同通信が分析した。介護疲れを背景とする事例もあり、周囲に相談できずに孤立するなど、家庭内介護を巡る環境は過酷さを増している。

介護殺人・虐待死486人 孤立背景、「老老」世帯も増加(読売新聞)

厚生労働省が公表している

令和6年度の虐待件数をみると

 

介護施設等での

高齢者虐待に関する相談・通報件数は

3,633 件

 

自宅で介護をしている方の

高齢者虐待に関する相談・通報件数は

41,814 件

 

となっています。

令和6年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果(pdf資料)

 

施設内等での虐待については

毎日10件程度の相談

 

一般家庭等での虐待については

毎日100件以上の相談が入っている

ということになります。

 

毎日100件以上です。

めちゃくちゃ多いです。

 

この数字の中から

事件につながるケースもあれば

事件の一歩手前というケースも

少なくないのかもしれません。

 

もちろん

相談につながっていない

数字にはカウントされていない

虐待ケースなどもあるかと思います。

 

 

介護の課題については

相談窓口を整備しました

では解決できない課題も

多くありそうです。

 

介護福祉関係者だけでなく

地域の民生委員

自治会や老人会などとも協力しながら

 

地域全体で

介護を必要とする方

だけでなく

 

介護をしている方を

サポートする体制も

築いていく必要がありそうです。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。