2021年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査

MMD研究所は、予備調査では60歳~79歳の男女10,000人、本調査ではスマートフォンメイン利用者500人、スマートフォンへ乗り換え検討しているフィーチャーフォンまたはガラホ所有者とスマートフォンの新規契約を検討しているモバイル端末未所有者500人、スマートフォンへの乗り換えまたは新規契約未検討者500人を対象に2021年7月16日~7月20日の期間で「2021年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」を実施いたしました。

2021年のシニアのスマートフォン利用者は84.7% 2020年と比べスマートフォン利用者は7.7ポイント増加(MMD研究所)

 

調査では

・スマホ利用者の増加の推移
・シニアのスマホへの乗り換え意向
・自粛期間中にスマホで新しく始めたこと
・スマホで利用しているサービス
・スマホを利用したきっかけ
・スマホを利用していない理由

などが示されています。

 

新型コロナウイルスの影響もあり

デジタル化が急速に進む社会の中で

 

シニア世代の間でも

スマホなどのデジタル機器の利用が

進んでいるようです。

 

 

スマホを利用し始めたきっかけの理由については

「LINEなどのコミュニケーションツールを使いたかったから」・・・25.8%

「家族に勧められたから」・・・22.4%

「地図、ナビゲーションを利用したかったから」・・・19.8%

となっており

 

また

スマホへの乗り換えを検討しない理由については

「パソコンを持っており、それで十分だから」・・・48.8%

「通信料金が高そうだから」・・・30.6%

「今使っている携帯電話の機能で十分だから」・・・30.2%

となっています。

 

乗り換えを検討しない理由として

パソコンを持っているという理由が50%近い数字となっています。

 

確かにパソコン1台あれば

何でもできてしまいますが

 

サービスによっては

モバイル機器で活用した方が使い勝手が良いものや

モバイル機器でしか活用できないツールもあります。

 

また、シニア世代にとっては

日常を活動的に過ごすことが

健康維持のためには大切であり

 

活動的に過ごそうとすれば

外出の機会を作ることとなり

 

外出する際には

スマホなどもモバイル機器を活用できた方が

より便利になります。

 

 

今はコロナの影響で外出自粛と言われていますが

散歩や運動のための外出は

高齢者にとっては大切な活動のひとつになります。

 

ステイホームの期間が長くなればなるほど

筋力や体力の低下が心配されています。

 

運動不足の部分も

モバイルツールを使えば

健康管理アプリや外出支援アプリなども

活用することができます。

 

これからのデジタル化に備えるという意味でも

「パソコンで十分」という意識よりも

「パソコンもスマホも活用できる」ようになるのが

理想的かもしれません。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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