興味関心を探る

介護が必要な状態になると

どうしても

やりたくても出来ないことが出てきます。

ただ

出来なくなってしまったことでも

本人がやってみたいことについて

興味関心を深く探ってみると

新たにできることが見つかるかもしれません。

例えば

旅行が好きだけど

実際に行くことは難しくなってしまった

という場合

旅行するときに

どんなことが好きかを探ってみることができます。

旅行の計画を立てることが好き

皆でワイワイはしゃぐのが好き

おいしい食事が食べられるのが好き

自宅以外の場所でのんびり過ごすのが好き

綺麗な景色が見られるのが好き

などなど

好きな部分が分かってくると

実際に旅行に行くことはできなくても

新たな楽しみや目標を作ることができます。

他にも

”料理が好き”ということであれば

たくさん作って皆にふるまうことが好き

新しい料理に挑戦するのが好き

自分なりにアレンジして作るのが好き

綺麗に盛り付けすることが好き

おいしいと喜んでもらえるのが好き

などなど

あげることができます。

その人の好きなこと

興味関心のある部分を

深く探ってみることで

今できる新たなことが見つかるかもしれません。

介護が必要な状態になって

楽しみが少なくなってしまった

という人は

ぜひ興味関心の深堀りを

試してみてください。

武藤至正: 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。