”介護すること”を目標にしない

介護が必要な状態になったときに

できるだけ家族で介護をしよう

本当に限界がくるまでは家族で対応しよう

と考えている方もいます。

 

特に高齢者夫婦世帯で

夫が妻の介護をしていたり

妻が夫の介護をしている場合

無理のないよう注意が必要です。

介護する側が

万が一倒れてしまったとき

誰も助けられる人がいない

という状態は

容易に想像がつくかとは思いますが

 

介護する側が

介護をすること自体を人生の目標かのように

頑張りすぎている場合にも

注意が必要です。

 

例えば介護が必要な人が

介護施設に入所するとなった場合

今まで一生懸命頑張っていた

”介護を頑張る”という目標がなくなり

一気に身体的にも精神的にも低下してしまう可能性があります。

急に認知症の症状が出てくるかもしれません。

 

そうならないようにするためには

介護が必要になったときには

出来るだけ早めに介護サービスを活用し

介護する側は

”介護すること”を目標とせずに

ご自身の楽しみなども持ちながら

生活していただくことが望ましいです。

 

介護が必要になったら

家族が頑張らなければ!!

とは考えずに

上手にサービスを使いながら

自分の楽しみの時間も

しっかりと確保してみてください。

 

また

離れて暮らす両親が

介護が必要な状態だった場合

ご家族が

介護サービスの活用や

楽しみの時間の確保にも

協力いただけると良いかと思います。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。