つまずき予防のために

普段歩いていて

何もないところでつまずくことってないでしょうか?

 

原因はいくつか考えられますが

特に高齢者に多いのは

つま先が上がっていないこと

にあります。

 

いつも、つま先をひきずるようにして歩いていれば

ちょっとした段差で毎回つまずいてしまいます。

 

つま先が上がっていない要因としては

直接的な要因としては、すねの筋肉の働きが弱くなっていること

間接的な要因としては、歩行の姿勢が悪くなっていること

が考えられます。

 

 

では、どう予防していくか?

 

すねの筋肉に関しては

普段から、つま先上げの訓練をすることで

筋肉の働きを改善させることができます。

座った状態でもできるので、テレビを見ながらでも

片足ずつ10回

両足でも10回

と運動していただけると良いかと思います。

 

そして姿勢に関して

まず、なぜ姿勢が悪いことがつまずく要因になるかというと

年齢とともに、背筋が弱ってきて

自然と前傾姿勢になってしまう方が多くいます。

前傾姿勢のままでは、足もしっかり上げられなくなります。

そして重心も前にかかってきますので

結果、すり足ぎみの歩行状態となり

つま先も上がらず

つまずきやすくなっているということが考えられます。

 

ですので、前傾姿勢を改善することが

つまずき予防にもつながります。

前傾姿勢の改善には背中にある肩甲骨を動かす運動が効果的です。

座った状態で両手をまっすぐ前に伸ばして10秒間キープ(肩甲骨を広げるイメージで)

今度は肘を体の後ろに持ってくるようにして10秒間キープ(肩甲骨を閉じるイメージで)

と運動していただけると良いかと思います。

 

運動に関しては

毎日継続していただくことが大切です。

いきなり、たくさん体を動かそうとしなくてもいいので

必ず毎日継続できるよう、少しずつ運動してみてください。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。