キャリアパス要件を見直してみる

少子高齢化が続く中

介護を必要とする高齢者が今後も増え続ければ

介護人材の不足は

ますます深刻化すると言われています。

 

新たな介護人材を採用することは

もちろん大切ですが

それと同じくらい

介護業界から離れる人を減らす

ということも重要です。

退職に関する理由としては

待遇面や職場の人間関係が

主な理由としてあげられます。

 

待遇面は

介護職員処遇改善加算を活用して

賃金アップが実施されていますが

それでもまだ

異業種と比較すると

低い賃金体系になっているところが多いかと思います。

 

そんな中でも

将来的な賃金アップや待遇改善などが

目に見えるようにしてあれば

職員のモチベーションもまた

変わってくるかと思います。

 

処遇改善加算を算定するための要件として

キャリアパス要件が定められていますが

事業所によっては

処遇改善加算を算定するための

形だけのキャリアパス要件

フォーマットを引用しただけのキャリアパス要件

になっており

 

職員のモチベーションにつながるような要件を

明確に示せていない事業所も

少なからずあるかと思います。

 

キャリアパス要件は

事業所の体制や

資質向上の取組みや昇給の仕組みを明確にするものであり

その内容について

細かく指定されているものではありません。

 

魅力的なキャリアパスを示せることによって

離職防止だけでなく

新たな採用にもつなげることができるかと思います。

 

これから年度替わりのタイミングでもありますので

あらためてキャリアパス要件について確認し

必要に応じて見直してみても良いかと思います。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。