ポットの見守りシステム

一昨年、創業100周年を迎えた象印マホービン株式会社では

約20年前から「みまもりほっとライン」というサービスを実施しています。

 

見守り用のセンサーやカメラを設置するとなると

監視されるという印象を与えてしまうため、プライバシーの問題や

「まだそんな年じゃない」というプライドの問題も発生し

うまくいかないケースもあるようです。

 

その点このポットであれば、

「さりげなく」安否確認ができるとのこと。

ポットに電源を入れた時間、給湯した時間が把握できるシステム。

ポットの使用状況をスマホやパソコンに1日2回、指定時間にお知らせしてくれます。

必要に応じて、指定時間以外にも使用状況が確認できます。

薬を飲む習慣があれば、一緒にお湯を沸かしている場合が多いとのことです。

 

高齢者といっても、まだまだ元気であれば、

見守りされることに対して快く思わない人も多いかと思います。

そんな方に対しては、この「さりげなく」をコンセプトにしたサービスが

受け入れやすいものになるのではないでしょうか。

 

また、「みまもりほっとライン」は、地方自治体とも連携し、過疎化・高齢化集落に試験導入中。

試験結果については、WEBサイトにて報告予定とのことで、注目です。

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。