介護は専門家に任せる

仕事と介護の両立支援の方法として

介護休業制度の活用がありますが

 

その活用の目的としては

仕事と介護を両立するのは困難なため

介護の部分は専門家に任せる

そのための制度と言っても良いかと思います。

介護休業制度については

介護をするための休業ではなく

介護を支援する体制を整えるため

介護保険制度などを活用するための準備期間として

活用するものになります。

 

ただし

専門家に任せる支援体制を整えたとしても

施設に入居しない限りは

24時間介護をしてもらえるわけではないので

家族も介護に関わることになります。

 

その家族の介護負担をできるだけ少なくするために

介護のプロに頼って

介護サービスなどを活用していきましょう

という考え方が必要です。

 

 

令和5年11月6日

経済産業省で行われた

「企業経営と介護両立支援に関する検討会」の資料の中には

 

現在介護を行っている理由として

「家族の介護は家族が行うのが当然だから」

という理由が一番多かった

という調査結果が出ていました。

資料6 事務局資料 本日の論点説明(pdf資料)

 

今では全国に介護サービスが整備され

介護が必要な人に対しては

適切な介護サービスが選択できるよう

体制が整えられています。

 

家族が介護するのが当たり前

という考え方にとらわれず

活用できるサービスは

どんどん活用していきましょう。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。