介護事業者同士のつながり

介護サービスを利用する場合

ひとつのサービスを利用している方もいれば

複数のサービスを利用している方もいます。

例えば

ヘルパーを利用しながら

デイサービスにも通っている

だったり

訪問リハビリを利用しながら

デイケアにも通っている

または

2カ所以上のデイサービスに通っている

などなど

さまざまなケースが想定されます。

 

複数のサービスを利用している場合に

サービス事業者間同士の連携が十分にとれているか

ということは気になるところです。

 

実際のところ

”十分ではない”

という答える事業所も少なくないかと思います。

 

地域によっても

事業者同士の連携がしっかりとれている地域と

そうでない地域がありそうです。

 

 

はじめて介護サービスを利用する場合

または

サービスの変更があったり

介護認定の更新のタイミングなどでは

ケアマネジャーさんの呼びかけにより

サービス担当者会議が開催されます。

 

サービス担当者会議の際には

利用するサービス事業者それぞれの担当者が集まるため

事業所同士を知る機会にはなります。

 

ただし

事業者同士が

それぞれのサービスの詳細を理解しているかというと

詳しくは理解していない

という場合もありそうです。

 

同じ法人内の事業所であれば

連携はとりやすいのかもしれませんが

法人が別の事業所となると

密な連携がとれていない

という場合も多くあるかと思います。

 

本来であれば

直接事業者間で積極的なやりとりがあっても良さそうですが

ケアマネジャーを通してのやりとりが多くなるため

間接的なやりとりになり

十分な連携がとれていないというケースもありそうです。

 

 

介護保険制度全体の中で

さまざまな課題がありますが

現場レベルでも

目を向けるべき課題が多くあります。

 

事業所同士の連携についても課題のひとつで

現場の工夫次第で対応できる課題については

できるだけ現場で解決できるよう

対応していきたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。