体は元気でも高い介護度

介護認定の申請をすると

非該当・要支援1~2・要介護1~5

のいずれかの認定が出ます。

 

要介護度が高いほど

寝たきりに近い状態というイメージを持っている人も

いるかもしれませんが

 

パッと見元気そうに見えても

実は高い要介護認定を受けているというケースもあります。

厚生労働省のサイトから

要介護認定の基準について確認することができます。

要介護認定はどのように行われるか(厚労省)

 

認定の基準としては

身体機能に関わることだけでなく

認知機能に関すること

医療面に関わること

なども影響してきます。

 

今はまだ元気そうに見えても

進行性の病気を患っている

難病を患っている

ということも影響します。

 

特に

認知機能においては

認知症が進行している場合

身体機能が問題ないほど

対応が困難になるという場合もあります。

 

私がお会いした方の中にも

廊下を走れるほど元気な人が

認知症が進行していることにより

要介護5の認定を受けている

という方もいました。

 

自由に動けるほど

外出してしまって近隣に迷惑をかけてしまったり

どこでもかまわず排泄をしてしまったり

目につくものを口に入れたり壊してしまったり

 

そういった行為を注意しようとすれば

暴れてしまったり

などなど

 

身体機能が低下した人よりも

介助量が多くなる場合もあります。

 

もしかしたら

認知症が疑わしくても

体が元気だから介護は受けられない

と思ってしまっている人もいるかもしれません。

 

体が元気でも

認知症の症状があれば

介護認定を受け

介護サービスを利用することができます。

 

認知症が進行状況によっては

本当に介護する側が倒れてしまうケースもあります。

 

長年大きな病気もせず

今でも病院いらずだけど

最近ちょっと認知症が心配

という場合など特に

できるだけ早い段階で相談していただけるとよいかと思います。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。