地域を支える食堂の店主

毎週日曜夜11時30分から

TBS系列にて放送されている

『BACKSTAGE』(バックステージ)

 

私たちの生活のバックステージには

いつも懸命に働く人たちが・・・

というテーマで

私たちの生活を陰で支える

さまざまなお仕事を深堀りする番組

 

2022年2月6日放送では

北海道上富良野町にある食堂の店主が主人公でした。

雪国の食を支える!「人情食堂」女性店主に密着(BACKSTAGE)

 

上富良野町は人口約1万人で

その3割が65歳以上の高齢者

そんな町にある一軒の食堂

 

その食堂店主の朝は

高齢者への「配食サービス」の準備から始まる。

 

町には一人暮らしの高齢者も多く

高齢者にとって

雪国の冬は買い物に出るのもままならない

そんな方たちのために

毎朝車で弁当を届ける「配食サービス」を行っている。

 

昼には食堂を開き

さらに夕方には

働くお母さんのためにお惣菜を格安で提供し

夜は買い出しに加え翌日の仕込みと

365日休まず早朝から夜遅くまで食堂を切り盛りしている。

 

 

今や高齢者向け配食サービスは

全国でチェーン展開している事業者もあるほど

周知されたサービスになっていますが

 

上富良野町では

一軒の食堂の店主が

その役割を担っています。

 

配食サービスを行う事業者は

高齢者の安否確認が行えることも

メリットとされていますが

 

おそらく

この食堂店主と比較したら

サービスのレベルが段違いなのが想像できます。

 

食事の内容は

食べる人の好みや栄養バランスも考えて

それぞれに合わせたものを作っている。

 

さらに

弁当を届けるついでに

ストーブの上のやかんの水を入れ替えたり

身の回りの世話までも行う。

 

素晴らしすぎます。

 

長年住み慣れた場所でご飯を食べたい

という高齢者の想いにも応えています。

 

ただ、その一方で

「孤食」ということも心配しています。

一人で食べるとおいしいものもおいしくない

食堂に来てくれれば

誰かがいて

誰かと会話ができる

人と会話をして楽しく食べてもらいたい

という想いもあうようです。

 

配食サービスで高齢者の食を支え

食事を届ける際には

顔をみて言葉を交わし

体調も気に掛ける

さらに食堂が

地域のコミュニティのような場所にもなっている。

 

こういった食堂のような場所は

上富良野町だけでなく

あちこちに存在するのかもしれません。

 

地域を支える役割を担っている場所は

地域全体で大切にしていきたいですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。